平日休みの木曜日。家で『ソニック・ザ・ムービー』をAmazonプライムビデオで見た。1か月前に100円レンタルセールで借りたのだが、まだ観なくても大丈夫、だと思っているうちに期限間近になってしまったのだ。
考えてみると、100円のレンタル料のために休日の時間の使い方を左右される必要はないのかもしれないが。金額以上に「もったいない」という気持ちが大きいのだよなあ。それで、期限切れのものを「まだ大丈夫だろう」と食べてしまって後悔することもあるのだけれど。
岡田斗司夫さんが、ダイエットに関する著書で「ポテトチップスをどうしても食べたければ、少しだけ食べてあとは捨てる。『もったいないから』と全部食べることによる身体へのマイナスのほうが大きいし、残ったからといって、それがアフリカの食べ物がない子どもたちに送れるわけでもないから」と書いていたのを思い出す。
まったくもって正論なのだが、岡田さんも女性問題以降、何を言ってもダメになってしまったような気がする。「何を言うか」よりも「誰が言うか」だよなあ。
『ソニック・ザ・ムービー』は、なんというか、どこかで観たことがあるようなバディもののアクション映画を、ソニックを主人公につくったような作品だった。
つまらなくはないのだが、わざわざ観るほどでもないというか、観て損したとは思わないけれど、観ないと損、というレベルでもない。
こういう微妙な映画で、最後に続編を示唆するようなシーンが入っていると、なんだかせつなくなる。とりあえず、Dr.エッグマンの再現度だけは、けっこう高かった。
でも、もしレンタル期限というものがなかったら、この映画、一生観なかったかもしれないなあ。締め切りというのは、ときに偉大だ。
それを言うなら、人生の締め切りを僕は意識すべきなのだろう。