じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

『すき家』のドライブスルーでの「想定内のトラブル」


 とりあえず、良いことも悪いこともある一日だった。そんなの当たり前か。

 発熱外来は、ひっきりなしに患者さんが来ていて、電話で説明することに疲れ果てている。
 というか、僕はもともと電話というツールで人と話すのが苦手で(対面でも苦手だけど)、初めて話す人と電話でやりとりするだけで、かなりのストレスなのだ。もちろん、外部からはそうは見えないように努力してはいるけれど、苦手なことを延々とやり続けるのはやっぱりつらい。
 
 こうして延々と電話でCOVID-19の検査結果を説明していて感じるのは、7月くらいから、「コロナ陽性」の診断を受けた患者さんの反応が、明らかに変わってきた、ということだ。

 それまでは「えっ、『陽性』なんですか……?どうしよう……」という反応が多かったのが、今回の大流行からは「あっ、そうですよね。はいはい。で、保健所から連絡がありますよね」という「だと思っていました系」が主流になってきた。
 まあ、結果を説明する側からすれば、「だいぶ話が早くなった」のだけれども。

 さすがに、ここまで感染者が増えたら、この波が終われば収束していきそうだけどなあ……よほどタチが悪い変異株が出てこないかぎりは。

 岸田総理が感染したことをSNSで批判している人がいる、というのをネットニュースで見たのだが、COVID-19の感染経路と感染力の強さを考えれば、「より多くの不特定多数の人を接する機会がある」ほど感染する可能性は高くなる。いくら感染予防につとめていても、首相ともなれば、接触する人の数も多いにきまっている。まあ、しょうがないよね。むしろ、首相でも罹患するのだから、感染した人は何の責任とか考えるのはやめて、しっかり養生してほしい。

 久しぶりに『すき家』に行って、ドライブスルーを利用したら、お金のやりとりをするときに道路に落としてしまった。
 取りに降りなければ、と車のドアを開けようとしたら、いきなりドライブスルーの窓口の足もとの隠し扉みたいなのが開いて、店員さんがお金を拾ってくれた。「そこが開くんですね!」と思わず口にしてしまい、ちょっと恥ずかしかった。
 
 想定されるトラブルに関しては、大概、あらかじめ対策が立てられているのだな、と、あらためて感心してしまった。
 お釣りのやりとりでお金が手から落ちるなんてことは、少なからずありそうだし、店からすれば「よくある、トラブルの内にも入らないこと」なのだろう。
 こちらはけっこう焦ったのだけれど。


 今日はとにかく疲れがたまっていたので、やりはじめたら夜更かししそうな『ライブアライブ』には触らず、『Fit Boxing2』も休養日にして、24時半に就寝。


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