じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@はてな

『さるさる日記』から続く、中年内科医の日常日記。これまでの分はこちら。http://touchoku.jugem.jp

僕にとって、人生というのは、ずっとずっと、「めんどくさい」との戦いだった。

 だいぶ寒くなってきた。もう11月も中旬だから当たり前か。
 今日は当選していた新規公開(IPO)株のベースフードの上場日。前評判では公募価格割れと言われていたが、けっこう宣伝に熱心で知名度は高そうだし、最近のIPO株は23銘柄連続のプラスでもあり、なんとかいけるのではないかな、いやなんとかなってほしい……と思っていた。

 結果は、公募価格が1株800円で、初値が710円。1単元は100株なので、9000円のマイナス。僕が当選できるのは、こういう株くらいだものな、まあ、当選の嬉しさと上場日の緊張感を買ったと思えば、安くはないが諦めはつくことにしたい。ANYCOLRみたいな株が公募でバンバン当たれば、仕事しなくても良いのになあ。でも、考えてみれば、1か月間なんとか仕事をやってもらえる給料が、今の僕にとっては最も期待値が高い配当ではある。理屈ではそれがわかっていても、これ以上偉くなれるわけでもなく、給料が劇的に上がることもなく、それなりに責任感はあって人間関係が大変、みたいな仕事をやっていくのは、きついというかめんどくさいなあ、とは思う。

 僕にとって、人生というのは、ずっとずっと、「めんどくさい」との戦いだったし、死ぬまでそうなのだろう。死んでしまえば、もうめんどくさくはなくなると考えれば、それは「救い」なのかもしれない。早く死にたいわけではないが、早く給料日が来てほしい。

 新井さんがカープの監督になって、カープ関連のニュースをみるのが楽しくなってきた。「チームは家族」新井さんいいこと言うなあ、と感動したのだが、もしこれまでの上司や僕自身がこんな発言をしたら、「綺麗事言うなよ」と微妙な空気になるに決まっている。結局は「何を言うか」よりも「誰が言うか」なんだよね。ただ、それも状況が悪くなると、同じ人が言ったことでも受け取る側の反応は変わってくる。佐々岡監督も、就任時には「人格者」だと持ち上げられていたのだから。いや、「人格者」であることは、今でもみんなわかっているのだが。

 先々週くらいから、ちょっと頑張りすぎていて、精神的にも肉体的にも疲れている。気分転換しなくては、となると、一生懸命に気分転換しようとしてくたびれてしまうのは、僕の悪い習慣だ。半世紀生きていても変われないけれど。